NANA KAWABATA

地の内臓 Organs of the land
2025

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漂流する領域 Cow Drift Theory
2025

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永久点 The Point of Permanence
2024

ミルスミカ Colonies
2022

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WEATHER MAP
2021

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ONE WORLD
2020

午後三時、おやつの時間 3 O’Clock in the Afternoon, Snack Time
2019

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Animation artist Contact:info@nanakawabata.com

【展示のお知らせ】
芸術未来研究場展にて、「最も遠い地」という新作を展示します。
北海道忍路での海洋調査に同行した経験をもとに作品を制作しています。
是非お越しください！

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わたしたちは、呼吸を通じた共喰いの関係にある。

あのとき感じた「呼吸がこわい」という感覚は、
何者かを喰らっているという自覚から生まれたものだった。

息を吸うことは、何者かを喰らうことであり、
息を吐くことは、わたしを何者かに喰わせることである。

わたしの左右の指を擦り合わせることは、
無数の何者かによるマクロな回合である。

わたしはいま、海の底にいる。

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芸術未来研究場展
会期：11/21日(金)～11/30(日)会期中無休
時間：10時～17時(入館は16時30分まで)
場所：東京藝術大学大学美術館本館1F-3F

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「午後3時、おやつの時間」あ〜ばんらいふver.

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【展示のお知らせ】
AVA artist run spaceにて「午後3時、おやつの時間」を展示します。
2019年に発表した作品です。
あ〜ばんバージョンになっています。
2日間だけの展示ですが、ぜひお立ち寄りください。

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2025年7月から、AVAは新たなメンバーを迎え入れ「AVA2.0」として運営を始めました。
本展は、新メンバーそれぞれの作品が一堂に会する初めての展覧会です。

ぜひご覧ください。

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『あ〜ばんらいふ』

会期 : 11月8日(土) - 11月9日(日)
時間 : 14:00〜20:00
会場 : AVA artist run space
住所 : 東京都台東区池之端2-6-12
アクセス : 東京メトロ千代田線「根津駅」徒歩3分 / JR上野駅（不忍口）徒歩12分
入場料 : 無料

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ステートメント
この展覧会を起動させる為だけに、私は今ここで『仮象のコード』として、ステートメントを構築する。ここには、欲望も、総意も、倫理もない。
文責：坂下剣盟 @ken4308ken

ステートメント全文については、 QRコードからご覧ください。

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デザイン : 柏瀬克也 @katsuyakashiwase

川畑那奈個展「地の内臓」記録写真

川畑那奈個展「地の内臓」記録写真

私たちは「地球という大きな身体」の上に存在している。プレートは年間数センチメートルというわずかな速度で移動し続けているが、その運動を日常の中で意識し続けることは容易ではない。しかし、地震が頻発する日本においては、大地が動くという感覚が定期的に私たちの身体に襲いかかる。静かに見える地面が、突如として激しく揺れる。その瞬間、私たちは大地という地球の「皮膚」に触れていること、そしてその奥でうごめく「何か」の存在を、否応なく実感させられる。
このような身体感覚——すなわち、自分の身体の外側に、さらに大きな「身体」が存在すると
いう知覚——は、日本文化における主客一体の世界観と深く結びついている。プレートの裂け
目に位置し、地震という現象と長く共生してきたこの列島だからこそ、人間と自然は対立する存在ではなく、互いの輪郭を溶かし合いながら共にあるという感受性が育まれてきたのかもしれない。
ここで、芸術人類学者・石倉敏明が提唱する「外臓」という概念に触れたい。人間の身体はしばしば一本のチューブとして例えられるが、石倉はこの構造を拡張し、私たちの内臓が風景と地続きになっているという世界観を提示する。この視点を借りれば、プレートの裂け目もまた、人間の身体における口や肛門のようなものと捉えることができる。すなわち、日本という地理的条件にある私たちは、地球という巨大な身体の「呼吸」や「蠕動(ぜんどう)」に、直接的に晒されているのである。
本企画では、「内臓、そして外臓としての人間」を描き出すことを試みる。展示は民家の一室を舞台とし、三点のアニメーションによるインスタレーションとして構成される。アニメーションに描かれるイメージには明確なスケール感がなく、ときに広大な風景のようにも、小さな生物の内部構造のようにも見える。ミクロ即マクロというスケール感の変動は、私たち自身が巨大な身体にとっての「内臓」であり、同時に微小な身体にとっての「外臓」でもある——という両義的な在り方を描き出す。
本作の展示場所として民家という場を選んだのは、空間全体を身体そのものとし立ち上げるためである。民家の壁や床、天井は、人間の身体を包む皮膚や骨格のように働き、鑑賞者を包み込む。映像、物質、空間が一体となり、全存在における「臓器としての人間」の姿を強調する。

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川畑那奈個展「地の内臓」
2025年9月1日(月)-7日(日)
14:00-20:00(最終日19:00)
飯島商店 2階神奈川県横須賀市若松町1-12
京急線「横須賀中央」駅より徒歩3分

助成：カンセイ・ド・アシヤ文化財団
支援：令和 7年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業

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